飼えない犬・猫の飼主さん探しで最初に思ってしまうことですが
「動物愛護ボランティア団体にでも引き取ってもらうしかないな・・」
これは大きな間違いなのです。
動物愛護団体は犬・猫の引き取り所ではありません。
規模によって多少の違いはありますが、ほとんどの動物愛護ボランティア団体は、メンバーでお金を出し合って活動しています。
また賛同する方達の寄付や街頭募金やバザーなどでまかなっている場合もあります。
行政やその他の企業やスポンサーからお金が出ている団体は少ないでしょう。
また、犬猫の収容施設をもっているわけでもなく、一時預かりが発生した時は会員間でなんとか調整してやっているわけです。
福井県ですら公共の一時預かり施設はありません。
従って捕獲・収容された犬・猫は数日間で処分されてしまうのです。
(子犬・子猫は毎月譲渡会で希望者に渡されます)
行政が毎年何十万匹という処分を行うのはどうしてだと思われますか?
このような不幸な犬・猫を産まれさせない、捨てさせない。
少しでもなくしていこうというのが愛護団体の本来の目的です。
その活動は、不妊/去勢のお願い・捨て猫防止・虐待防止・動物実験反対など色々です。
一番大切なのは、飼い主一人一人が、正しい知識をもって増やしたり捨てたりせず、終生飼育をすることを認識してもらうことです。飼い主の良心と理解のみです。
犬・猫の寿命は約10年です。その間の世話は誰がするのでしょうか?お金は誰が出すのでしょうか?また、その間に増えた動物の場所はどうするの?
当たり前のことですが、本来、飼主や保護した人が責任をもってやらなければならないことなのです。
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